タンパク質は筋肉や骨、血液の材料になる重要な栄養素である事は広く知られています。
30代をピークに、筋肉量は徐々に減少してゆきます。
さらに、加齢とともに筋肉の材料となるタンパク質の吸収率も減少します。
例えば20代と50代を比較すると、タンパク質の吸収率の差は実に2倍近くにもなってしまいます。
たとえるなら、卵を2個食べた場合、50代の方は1個分しか吸収されないようなものです。
高齢になるほど意識してタンパク質を摂取する必要があると言えるでしょう。
特に「筋肉を増やす」という観点で見た場合、でタンパク質を摂取する重要なタイミングがあることが分かってきました。
それは「朝」!
早稲田大学の柴田重信教授・金鉉基講師、長崎大学の青山晋也助教を中心とするグループの研究によると、
タンパク質を摂取するタイミングにおいて、朝が最も効果的に筋肉量を増加させてくれるそうです。
マウスを用いて、一日2回タンパク質を摂取させた実験を行ったところ、
朝に多くタンパク質を摂取させたマウスが最も効果的に筋肉量を増加させてくたとのこと。
1日のタンパク質摂取量が同じ場合、
朝に多く摂取する > 朝晩均等に摂取 > 晩に多く摂取、の順で筋肉の増加量が変わるそうです。
※早稲田大学のホームページ
https://www.waseda.jp/top/news/73617
さらに、朝タンパク質が効果を発揮するには、
体内時計がしっかり働いている事も重要とのことです。
体内時計をつかさどる時計遺伝子が欠損しているマウスの場合、朝にタンパク質量を多くしても筋量の増加効果は見られなかったそうです。
これらから分かることは
〇 朝タンパク質を取ると、筋量が効果的に増加する。
〇 それは体内時計がしっかり働いて一日のリズムが整っていることが条件。
〇 昼夜逆転していたりして体内時計がうまく働いていないと、その効果は低下する。
「早寝早起きして、朝食にしっかりとタンパク質を取る」という事が、最も筋肉量を効果的に増やす方法と言えるようです。
朝あまり食欲が湧かない方も多いと思いますが、そんな時は当店で扱っているタンパク質の豊富に含まれているスープを活用されると良いのではと思います。
アミノ酸スコア100の、腎臓に負担をかけにくい良質なタンパク質です。
ただ、朝にタンパク質を摂れば昼夜いらない、というわけではなく、3食しっかりと摂る必要もあります。
それは1回当たりの筋タンパク質合成反応には上限があるためです。
朝しっかり摂り、昼、夜もそれなりに、というのが良いようです。
また、朝しっかり日光を浴びてタンパク質と炭水化物が含まれた朝食を取ることは体内時計を整え、不眠改善にも効果大です。
朝の時間を上手に使う事は、いろいろな意味で効果的なようです。
さらに、
タンパク質を積極的に摂ることは認知症予防にもつながるそうです。
東京都健康長寿医療センターによると、血液中のアルブミンというタンパク質の数値が低い人は、認知機能リスクが2倍になるという発表しています。
※東京都健康長寿医療センターのホームページ
https://www.tmghig.jp/research/topics/201502/
積極的なタンパク質摂取は、筋肉を元気にするだけでなく、認知症予防にも大きく役立つようですね!
最後に1点だけご注意・・・。
タンパク質中心の食事になると、どうしても便秘がちになります。
そんな時は善玉菌と食物繊維がしっかり入った当店お勧めの
「腸内浄化セット」がございます。
5日分から販売しておりますので、ぜひご活用ください!