現代は目を酷使する時代です。
目における角膜は、目の表面の透明なレンズです。
光を取り入れる透明なレンズとして、また目を守る壁としての役割があります。
この角膜、最近の暑さによってダメージを受けやすくなっています。
暑くなると、外では「ハンディタイプの扇風機」を使っているという方もおられるのではないでしょうか。
価格もそれほどではありませんし、手軽に持ち運べるため使っている方も増えてきている印象で、夏場の定番アイテムになってきているようです。
そのハンディ扇風機から送られてくる風で、角膜にダメージを受けるリスクが高まることが分かりました。
角膜に関する情報を医師監修のもと発信している「現代人の角膜ケア研究室」によると、
ハンディ型扇風機の風を顔に当てると1~2秒という早さで涙が乾燥し始めることが分かりました。
https://www.kakumaku-lab.jp/topics/pdf/kakumakucare14.pdf
角膜は涙で守られており、風で涙が蒸発すると角膜がむき出しになってしまうのです。
体感的に乾燥を感じていなくとも、被験者全員の涙の保持時間が半分以下になったのです。
たとえ短時間でも目に直接風を当てるということは、角膜を傷つけるリスクを高め、疲れ目やかすみ目の原因となってしまいます。
暑い時期、ハンディ型扇風機をお使いになる場合は、目を閉じて使用したり、目に直接当たらないように首元にお使いになるのがオススメです。