新型コロナがまだまだ拡大状況にあります。
今主流のオミクロン株は、風邪と症状が似ていると言われています。
風邪の様な症状が出た際に、普通の風邪かコロナか迷う事もあるかと思います。
そんな時に使われる事の多い抗原検査キットですが、正しく使わないと陰性と出ているのに本当は陽性という「偽陰性」を見落とすケースが出てきてしまいます。
今回は、「こういったタイミングで使うのがオススメ」という抗原検査キットの使い方をご紹介します。
大きく分けると以下の4つです。
① 症状が出た場合は発症後2日~9日の間
② 感染者との濃厚接触した場合はわかった日から
③ 帰省・旅行・イベントに出かける時は前日・帰宅後に再度チェック
④ 定期的なチェックに使うなら2週間間隔で
それぞれについてご説明いたします。
①症状が出た場合は発症後2日~9日の間
新型コロナウイルスの感染を疑われる症状が出た場合、抗原検査キットを使うタイミングは発症後2日~9日の間です。
なぜすぐ検査するべきではないかというと、抗原検査キットはウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)が体内にあるかどうかをチェックするもの。
チェックにはある程度のウイルス量が必要になります。
そのため、感染して発症した直後ではウイルス量がまだ少なく、本当は陽性でも陰性と判定されてしまうこともあります。いわゆる偽陰性です。
そのため、症状がでてからはできるだけ他の人との接触を避け、自主隔離し、症状を見ながら翌日に再度正しい方法でチェックしましょう。
そこで陽性と出た場合は、すぐに医療機関に連絡をしましょう。その後は病院・保健所の指示に従ってください。
また、現在では発症後10日経過した場合は療養が解除になりますので、検査するべきなのは発症後9日間までと考えられます。
② 感染者との濃厚接触した場合はわかった日から
自分の周りの人たちから陽性者が出た場合、自分も感染している可能性が高くなります。
そのため、症状が出ていなくても、感染者との接触が分かった日から検査をしておいた方が良いようです。
厚生労働省の診療の手引きによると、コロナは感染から発症までの潜伏期は14日間であり、曝露から5日程度で発症することが多いとされています。
また、厚生労働省のホームページによると、発症の2日前から発症後7~10日間程度他の人に感染させる可能性があるとされています。
特に、最初の検査で偽陰性だった人や、無症状でも検査が陽性だった人からも感染する可能性もあります。
そのため、自身が濃厚接触者とわかったら、発症の有無を問わず、すぐに新型コロナウイルス抗原検査キットで検査をし、それ以上周りに広げないようにすることが重要です。
ただ、前述の通り抗原検査キットの検出にはある程度のウイルス量が必要です。
そのため、接触がわかってすぐに抗原検査キットで検査した場合では陰性と出る可能性も少なくありません。
できれば、偽陰性で知らない間に感染を広げてしまうことのないように、陰性と出てもそこで安心せずに、何度かチェックするようにしましょう。
③ 帰省・旅行・イベントに出かける時は前日・帰宅後に再度チェック
旅行やイベントなど出かける時には、前日に抗原検査キットで検査を行いましょう。
繰り返しになりますが、感染していても、感染直後の場合は抗原検査キットで陰性と出る可能性はゼロではありません。
出先でも感染症対策を徹底しつつ、自分の体調について慎重にみるようにしましょう。
また、出先で感染していないかを調べるために、帰宅したら再び抗原検査キットでチェックしておくことも重要です。
さらに、その2週間後にも念のため新型コロナウイルス抗原検査キットで確認しておくとより安心です。
現在はそのくらい慎重なのが丁度良いようです。
④ 定期的なチェックに使うなら2週間間隔で
抗原検査キットは、定期的に検査する使い方も可能です。
新型コロナウイルスの潜伏期間は2週間程度。
そのため、2週間おきに新型コロナウイルス抗原検査キットを使うことで、感染していないか確認する事ができます。
接客業や教師、医師など定期的に多くの人と会う仕事に就いている方や、家族内に高齢者や持病を持っている人がいる方はより必要かもしれません。
定期的な抗原検査キットでの検査をしておけばより安心といえます。
現在飯坂薬局本店、アックス店くすりのペアーズで抗原検査キットを取り扱っています。
よろしければ是非ご利用ください。
2月5日現在では在庫がある程度ありますが、今後の感染状況の推移によっては欠品する事もございます。その際はご了承下さい。