健康的な食べ物というと、「あっさり、低カロリー」なものというイメージが強いのではと思います。
確かにそういった一面もありますが、それだけとは限りません。その裏には「タンパク質不足」という見逃されがちな危険が潜んでいます。
特に高齢者の方にとってはタンパク質不足(低栄養)こそ寿命を縮めると言っても過言ではありません。
人間の体は殆どがタンパク質で出来ています。筋肉、肌、爪、髪、血管、骨、ホルモン等‥全てタンパク質が原料なのです。
しかも糖質や脂質と違って、余った分を体内に蓄えておく事が出来ません。
「積極的にタンパク質を摂ること」が元気で長生きの秘訣です。
とはいえ毎日肉ばかりという偏った食事をしていては、それもまた病気の元になってしまいます。
そんな時に便利なのがサプリメントのプロテインです。
実はプロテインには大きく分けて以下の3つの種類があり、それぞれの特徴を知って、目的に合わせた使い方をすることが大切なのです。
① ホエイプロテイン
② カゼインプロテイン
③ ソイプロテイン
①ホエイプロテイン
牛乳に含まれる乳清を原料とします。
ジムに行っていたり、アスリートや強靭な身体を作る人向きです。体内への吸収が1~2時間と大変早いのが特徴です。
注意点としては、吸収が早い一方持続時間も短い事があります。
これからトレーニングするぞ! というようなタイミングに合わせて活用するという使い方が良いようです。
また、牛乳がダメな方には向きません。
②カゼインプロテイン
ホエイと同じく牛乳に含まれる乳清を原料とします。
ホエイと違って体内への吸収速度はゆっくりで、6~7時間程かかります。
時間はかかるのですが、その分長い時間タンパク質を体に補給してくれます。
アルブミン値を上げるのにも役立ってくれます。
注意点としては吸収が遅い事や、ホエイと同じく牛乳がダメな方には向かない事です。
③ソイプロテイン
大豆を原料としています。
カゼインと同じく吸収速度がゆっくりな事と、大豆に含まれるイソフラボンの効果で皮膚や骨の強化、血流改善が期待できます。
また、筋肉の分解を抑制する働きがあるそうです。
注意点としては吸収が遅い事です。
筋トレ等で体をガンガン鍛えたい方はホエイ。
タンパク質不足で筋肉量やアルブミン値が減少しているような方は②のカゼインや③のソイがお勧めです。
ではそういったタンパク質、いったいどれくらいの量を摂取したらよいのでしょうか?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、
「筋肉量の減少による身体機能の低下等の発症を予防するために、高齢者(65歳以上)では、1日で体重1キロあたり1グラム以上のタンパク質を摂取することが望ましい」とされています。
体重が60キロの高齢者では、1日の必要なタンパク質は60グラム以上という計算になります。
目安として、豆腐100グラムに5グラム、鶏肉100グラムに25グラムのタンパク質が含まれます。・・・結構な量ですね。
さらに、腎臓への負担が少ない上質なタンパク質としてアミノ酸スコア100のタンパク質が望ましいとされています。
上手に取り入れたいものです。
ちなみに飯坂薬局で取り扱っているプロテインはカゼインとソイがミックスされている「プロテインプラス」と、ソイのみの「10wayナチュラルスープ」があります。
ビタミン・ミネラルやコエンザイムQ10なども含まれていますし、もちろんアミノ酸スコアは100! オススメの逸品です。
シニア世代の体づくりに、ぜひご活用下さい!
※右がプロテインプラス、左が10wayナチュラルスープです。
ともに30包入り税込9,234円です。