本日2月20日、全国的にとても暖かい1日になりました。
明日はもっと暖かくなるそうです。
ですが、来週中ごろはまたも寒さがやってくると言う予報です。
そんな時、ぜひお気を付けいただきたいのが「低体温症」です!
低体温症とは、体の深部体温が35度を下回って全身に障害が起こってくる状態を言います。
この低体温症は「凍死」に繋がる大変危険な状態です。
現代日本で凍死するケースというと、雪山での遭難とか、川で溺れて、等を思い起こされるかも知れません。
ですが、意外にも屋内で発症するケースが多く、2015年の調査では屋内での発症がおよそ7割を占めていたそうです。
飯坂薬局の経験でも、こんなケースがありました。
冬にお薬の配達をした時、お届け先のお宅が物凄く冷えていたのです。
コタツも故障していて一向に温かくならない状態。
住んでいたご夫婦はご高齢で、共に認知症気味。子供さん達は独立し、離れたところに住んでいてあまり帰ってこない…。
このままでは低体温症になってしまう! と子供さん達にご連絡を差し上げました。
日本国内の年間凍死者数はおよそ1000人。
熱中症のおよそ1.5倍にもなります。
低体温症は本人が寒さ、冷たさに徐々になれてしまい、自覚しにくいという事も特徴の1つです。
本格的な春が訪れるまではもう少しかかると思われます。
きっと寒い日もあるでしょう。
低体温症にはぜひお気を付けください。