飯坂薬局は以前から健康の為には「血液と腸と骨」の3つが特に重要ですと、お客様にお伝えしております。(最近はそれに加えて「筋肉とミネラル」も加わりつつあります)
その中でも、お悩みの方が多いのが「腸」。
そして腸の不調がもたらす便秘です。
便秘の定義として、2017年10月に日本で初めて作成された「慢性便秘症診療ガイドライン2017」では、「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と定義されています。
何日以上出なかったら便秘、という定義はなく、「十分量かつ快適」という事がポイントとなるようです。
一般的に「3日以上出なかったら便秘」と考える人が多いようですが、これは少し違うようです。
腸内環境研究の第一人者である辨野義己先生によると、食物は食べてから排便まで24時間が目安だそうです。
という事は、3回食べたら3回出るべき、と言えます。朝食べた物は翌朝に、昼食べた物は翌昼に。
さすがに3回は理想に過ぎるとしても、せめて1日1~2回のお通じは欲しいところでしょう。
便秘はその症状の特徴からか、何となく秘密にし、放置してしまいがちな症状です。
そうして一般的な便秘薬を使ってその場しのぎを繰り返し、徐々に悪化してしまう…。そんなケースが多いようです。
そういった状態が続くと、始めは1錠で効いていた便秘薬が2錠必要になり、3錠必要になり…と段々と増えてゆきます。
1錠で効いていた便秘薬が2錠飲まないと効かなくなった、これはつまり、便秘薬を継続服用したために耐性ができ、便秘が悪化したのです。
症状を改善する為に服用したお薬が、状態悪化の原因になってしまった…。
まさに負のスパイラルです。
当店のお客様でも、通常の服用量の3倍以上を飲まないと出ない、という方もおられました。
このスパイラルを断ち切るためには、便秘薬だけでなく腸の状態そのものを改善する物を活用する必要があります。
例えば食物繊維、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌です。
飯坂薬局は「風邪と便秘が得意な店」です。
お一人お一人に合った善玉菌剤などを多数取り揃えております。きっとお役に立てると思います。
こういった物を積極的に摂って、快適な腸をキープしていきたいものです。