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取れない疲れと副腎疲労

最近話題に上っている言葉に「副腎疲労」があります。

 

副腎とは腎臓の上にちょこんと乗っているように見える臓器です。

約5センチ程度で親指程度の小さな臓器ですが、生命の維持に不可欠な働きを果たしてくれています。

 

働きとしては、水分や血圧の安定等など色々とあるのですが、抗ストレス作用があります。

 

副腎は、体が何らかのストレスを受けた時に、コルチゾールというストレスと戦うホルモンを分泌します。

 

コルチゾールには抗ストレス作用、抗炎症作用などがあります。

 

ストレスと言うと私たちは対人関係についてを思い起こしがちですが、それ以外にも寒暖や騒音など、環境もストレスの原因になります。

 

そういったストレスが長期間続くと、徐々に副腎が疲弊してコルチゾールの分泌量が低下するようになってしまいます。

 

すると、

眠っても疲れがとれない、朝起きられない、昼間は元気が出ない、少しの事でイライラする、常に気持ちが落ち込んでいる…

といった状態になるのです。

 

この状態は、倦怠感・疲労感を出すことで外へ向かう気持ちを萎えさせ、外部と接する事で新たなストレスを受けないようにする体の防御反応とも考えられています。

 

とはいってもそんな状態が延々と続いてしまっては良いわけではありません。

 

仕事や用事のたびにカフェインを飲んだり、甘いものを食べたりして血糖値を上げたりすることで副腎は何とかコルチゾールを分泌できるようになります。

 

ですが、それは疲れ切ったところにムチを打って力を振り絞らせているようなものです。

 

そのうち副腎が疲弊しきってしまい、何をやってもコルチゾールを分泌できなくなってしまいます。

 

そうなってしまうとストレスをコントロールする事が出来なくなり、体中で炎症が発生してしまうのです。こうなると重症の状態です。

 

原因不明と診断されることも多く、うつ病と間違って診断されてしまう事もあるとか。

 

ですが原因はうつではなく副腎疲労ですので、症状が改善しないばかりか、うつ病の薬を飲むことで悪化してしまう事もあります。

 

対処方法としては様々です。

炎症を増やすと言われる小麦や乳製品を控えて豚や鶏肉、青魚、ミネラル類を摂取し、夜は副腎を休ませるために11時前に就寝する事や、よりリラックスする為にシャワーではなく湯船につかる事等々…。

 

つまりはしっかりストレス対策をしていく事が大事!

 

当店でもストレス対策として褐藻類抽出物のフコキサンチン製品や、生薬の麝香製品、カキ肉エキス製品、善玉菌に食物繊維が加わった製品などがございます。

 

いつまでたっても取れない疲れにお悩みの方は、いつでもご相談下さい。

※副腎は、画像の腎臓の上分にある黄色い小さなものがそうです。