先日、私の学んでいる研究会で挙げられているがん対策について以下の6項目のうち①~③について書かせて頂きました。
※①~③記載のページです
https://iizakayakkyoku.jimdofree.com/2018/01/23/%E3%81%8C%E3%82%93%E5%AF%BE%E7%AD%96%E2%91%A0/
今回は残りの④~⑥について書かせて頂きます。
①がん細胞をアポトーシス(自死)させる
②血管新生を抑制する
③慢性炎症を抑える
④腸内環境を改善する
⑤食事習慣を改善する
⑥ストレスを軽減する
④腸内環境を改善する
腸内フローラなどで最近何かと話題の腸ですが、体全体の免疫細胞のうち、約6~7割が腸に集中していると言われています。
腸は外界から入って来た様々な物を、食べ物ならば栄養として吸収し、異物であれば排除するという大きな役割を果たしています。
がんも体内に発生した異物なため免疫細胞が活躍します。
がんと闘う免疫細胞は、細かく分けると白血球の中のリンパ球というグループになります。
そのリンパ球グループの中に、有名なナチュラルキラー細胞(NK細胞)があります。私たちの体にはおよそ5000個程度のがん細胞が毎日生まれますが、それらのがん細胞を毎日毎日排除してくれるのがNK細胞です。
リンパ球グループには他にも強力な攻撃力を持つT細胞やB細胞などがあるのですが、これらは他の細胞からの指示を必要とします。ですが、NK細胞はそういった指示が無くとも、がん細胞が生まれたら直ぐに退治してくれるのです。
それらの免疫細胞を活性化させてくれるのが腸内善玉菌なのです。
ちなみにヨーグルトや乳酸菌飲料は、嗜好品としてならば別ですが、腸内環境改善が目的であれば、あまり効率が良くなく、同時に糖を摂ってしまったりお腹を冷やしたりしてしまう事がある事から、整腸剤を摂取するなどの方法がずっと効率的です。
善玉菌の働きはゆっくりなため、一日気まぐれで善玉菌を摂取しても、それで免疫がモリモリ活性化するわけではありません。日々、腸内環境を改善し続ける事が大切です。
便秘薬を使っている人はもちろんの事、そうでなく毎日お通じが有る人でも腸内環境が悪い状態の人は多く、出ていればそれで良いという訳ではないため、整腸剤は皆さんにお勧めです。
⑤食習慣を改善する
がんにとって最大の栄養とは何かというと、糖質(体内で分解されるとブドウ糖になります)がそれに当たります。
炭水化物から食物繊維を除いたものが糖質で、ご飯などの穀類は、ほとんど食物繊維を含みませんのでほぼ全て糖質です。
がん細胞は増殖と転移を繰り返しているためにエネルギーである糖質を大量に消費し、それは通常細胞の3~8倍にもなります。
つまり、がんを患っている方が炭水化物や甘いものを何も気にせず食べるという事はがん細胞にどんどん栄養を与えている事になるのです。
以前は甘いものを全く食べなかったけれど、がんになって以降、奥さんに隠れてまで甘いものを食べるようになったという方がいました。
がん細胞は宿主を通じて甘いものを摂らせ、自分の栄養を増やそうとしていると考えられます。
一方、積極的に摂るべきなのはタンパク質、ビタミン、ミネラル、油脂などです。
特にタンパク質は重要で、多めに摂取する必要があります。
タンパク質が不足してくると血中のアルブミン(ALB)という数値が低下してきます。
アルブミンは血液中のタンパク質で栄養状態の指標とされるのですが、それだけでなく栄養や薬の成分などと結びつき、必要な箇所に届ける働きをします。そのためアルブミンが不足すると栄養が届かなくなったり、薬の効き目も悪くなります。
また、アルブミンは血液中の水分を保持する働きがあり、不足してくると血液中から水分が漏れ出して腹水や胸水が溜まる事になるのです。
アルブミンが不足する原因として、タンパク質不足の他に炎症があります。炎症を改善する事でアルブミン不足も改善してきます。
こういった食事改善を、あくまでも可能な、ストレスが過大にならない範囲で、絶対ダメ等とは思わずに、頑張りすぎずに継続して行っていく事が大切です。おいしく楽しんで食べられるものはたくさんあります。
⑥ストレス改善
よく免疫力を上げるためには楽しい事をしたり、好きな物を見たりすると良いと言われています。
上記の通り、がんと戦う免疫細胞の白血球は、リンパ球というグループになりますが、リンパ球は副交感神経(リラックスすると活性化する神経)の支配下にあるため、リラックスする事でがんと戦うための免疫細胞が活性化するのです。
がんの方は非常に大きなストレス下にありますが、そのまま暗い気持でいるとがんに力を与えるばかりになります。好きな事をどんどんするのが良いと考えられます。
当店で備えている商品の中では ① がんをアポトーシスさせる、 ② 血管新生を抑制する、③ 慢性炎症を抑える、 ④ 腸内環境を改善する、の4つはカバーすることが出来ます。
また、⑤の食習慣を改善する、⑥のストレス改善についても、お手伝いできると思います。
お悩みの際はぜひ一声ご相談下さい。