最近はやりの言葉に腸内フローラがあります。
一時期テレビや健康雑誌などでその言葉を見ない日がないほどに世間に広まっていました。
腸(正確には大腸)の中にはおよそ100兆~1000兆個、100~500億種類もの細菌が住み着いています。
腸内細菌たちは大きく善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分けられ日々陣取り合戦wおしており、善玉菌が優勢になると体調が良くなり、悪玉菌が優勢になると体調が悪くなります。
その様子がまるでお花畑の様だということで、腸内フローラ(お花畑)と呼んでいるのです。
ちなみに飯坂薬局では10年以上前から腸の健康を重要視しており、整腸剤を皆様にお勧めしてきました。ようやく世間が追いついたぜ、などと少し得意げになっていたりします。
冗談はさておき、先日行ってきた勉強会で改めて腸内環境の重要性を再確認してきました。
健康とは何か?
と考えた際、いろいろな答えが思い浮かぶと思いますが、不意のケガや先天性のものを除くと、大きな要素として「病気をしない」」ということが挙げられるのではないでしょうか。
では病気から私たちの体を守ってくれるものは何でしょう。「免疫力」がそれに該当します。では免疫力は何かというと、病気の原因となるウイルスや細菌などから身を守ってくれる「白血球」ということになります。
白血球には様々な種類があり、その全体の7割近くが小腸の中に存在しています。そういった観点からも腸内環境の状態をよくすることは非常に重要で、毎日のお通じはそのバロメーターなのです。
ちなみに東洋人は食べてから出るまでおよそ24時間かかるといわれています。つまり1日3食なら、3回は出るのがベストなのです。3回とは行かずとも、せめて1日1回はお通じが欲しいところです。